レッスンを受ける態勢

生徒さんがレッスンを受けるには、それなりの態勢が必要だと思います。

 

一番大きいものとしては、指導者からのアドバイスを受け入れる態勢です。

指導者に対する態度。

レッスン室に入った時、出る時のあいさつがまず第一。

あいさつもできないようではアドバイスを受け入れる態勢ができていないと受け取られます。

 

次にアドバイスを受けている時の生徒さんの態勢。

きちんと指導者の言葉に耳を傾けられているか。

指摘されたところを直す努力をすることができるか。

とても大事だと感じます。

 

翌週のレッスン時に、前回のアドバイスが生かされているかどうか。

レッスンの中で練習の方法も練習したにもかかわらずまったく前の週と変わらなければ、アドバイスを生かせていないということです。

ということはアドバイスを受け入れる態勢がなかったと受け取られますね。

 

連絡ノートにも注意点を記しているし、レッスンの中でも練習の仕方から指導しているにもかかわらず、まったく改善されていない生徒さんがたまにいます。

指導者としては手を尽くしているにもかかわらず受け入れ側の態勢ができていないがための結果ですよね。

 

どういう曲を弾きたいのかも明確に答えられないということは、目標もなくただ漫然とレッスンに通っているということ。

これでは進歩がなかなか望めません。

ただ漫然と毎週保護者に連れて来られているだけでは、ピアノは上達できないのです。

ちゃんと自分の意思でやってこなければいけません。前の週より次の週に弾けるようになっていなければ、はっきりいってレッスンに来る意味はないのです。

 

生徒さんたちにはしっかり自覚をもってレッスンにきてもらいたいと思い、厳しい指摘もしています。

先生たちはみんなに少しでも進歩してもらいたいと常に思っています。