恩師のメモリアルコンサート

高校時代の恩師が昨年7月に亡くなり、きょう(といっても、もう昨日になっちゃったのですが…)メモリアルコンサートが開催されました。

 

先生には音楽の道へ導いていただきました。高校1年生の時に歌のテストのあと、音楽準備室に呼び出され『音楽に進むのか?』と聞かれました。その頃はまったく音楽に進むことなど考えていなかったので『その気はありません』と答えたのですが、熱心に音楽の道を勧めてくださいました。この時の先生の勧めがなければ、いまこうやって音楽に関わっている自分はないのだ…と深く感謝しています。

受験のために紹介していただいたピアノの先生は、いまでもとても尊敬する先生です。(娘もお世話になりました)

大学は先生の後輩になります。卒業後、地元で活動されている音楽団体に入りましたが、そこでもたくさんお世話になりました。

毎年の年賀状も欠かさないようにしていましたが、今年は寒中見舞いが奥様から届き亡くなられていたのを知りました。恩師などと言いながら何も知らなかった自分にとても悔しい思いでした。

10数年前、高校の時の同級生がコーラスの大会のために長崎に来るという連絡をもらい、先生にも連絡したから3人で会おうということになりました。本当に久しぶりにお会いしたのですが、ほとんどお変わりなくお元気そうでした。(実際にはご病気だったようですが)

近況(家を出たことなど)を話すと、しばらくしてから連絡をいただき、『元気になるように』とおいしいごはんを食べに連れて行ってくださったことも数回ありました。

 

そうそう、そういえば高校生のころには声楽やソルフェージュのレッスンを受けにご自宅に通っていたのですが、その頃ヨーロッパ旅行に行かれた時のおみやげにいただいた小銭入れはまだ使っています♪その頃からかわいがっていただいていて(笑)特別にいただいたものだったんです(*^^*)

 

きょうのコンサートでは、出演者の方が先生とのエピソードをお話されました。その中で先生が同じ戌年生まれだったことを話された方がいらして(高校の1学年上の先輩でした)、とても懐かしく思い出されました。奥様もそれから、今回のコンサートを開催するにあたってとてもがんばってくださった方々も戌年生まれが多くて…これも縁なのでしょうね☆

 

音楽の道に導いてくださった先生に深く感謝して、これからもずっと音楽と通してたくさんの人たちと関わっていきたいと思いました。『縁』や『絆』を大いに感じた、とてもすてきな一日を過ごしました。